エアコンの学び舎 air con’s schoolhouse

お知らせ

エアコン取り付け―設置場所について―

エアコンの取り付け工事を行う際には、設置場所の確認が重要です。設置場所が適切でないと、エアコンの効率が低下したり、室内機が落下したりと様々な問題が発生します。下記内容に気を付けて、お客様と打合せをしましょう。

スペースの確保

エアコンの設置には、室内機と室外機の両方に充分なスペースが必要です。据付説明書には天井と壁から〇〇センチ以上離すと記載があります。お部屋により状況は様々ですが、できる限り確保するようにしましょう。

電源の確保

エアコンは、専用の電源コンセントが必要です。室内機の近くに専用コンセントがあるか確認しましょう。電源が無い場合は専用回路を引く必要があります。この際、第二種電気工事士の資格が無ければ専用回路工事を行うことはできません。また、室内機のコンセントの長さにも限りがあるのでコンセント迄届く長さの位置に室内機を設置しましょう。

ドアやクローゼット、カーテンレールへの干渉

室内機を取り付けたものの、ドアを開けたら室内機に当たる。クローゼットが室内機に当たり開かない。ルーバーがカーテンレールに干渉する。等、室内機周辺をしっかりと確認しなければなりません。

勾配の確保

エアコンは、冷房運転時に室内機から排水します。室内機の設置場所には、基本的には配管穴より上に室内機が付いていなければなりません。環境によっては難しい場合がありますが、そのような場合はドレンアップキットを使用します。

 

上記に加え、壁に問題なく固定できるかどうかも重要です。近年のエアコンは室内機でも20㎏を超える物もあり重量化しています。私が見たことある悲惨な設置方法としては

・ねじ込み式のボードアンカーのみで固定簡単に言えば石膏ボードは粉の塊です。重量物に耐えられるように作られていません。そのような場所にし室内機を固定しても、いずれ落下してきます。実際に年に数十件も室内機の落下事故は起きています。

・ビスのクロス打ち室内機の背板には何カ所かビスを止めるための穴が開いていますが、穴1つに対してビス1本打つのですが、1つの穴に2本ビスを打っているものがありました。何の意味があるのか分かりませんが、耐久力が増えるわけではないので非常に危険です。

・補強、下地にビスを打っていない基本的に背板を壁に固定する時は、石膏ボードに固定するのではなく石膏ボードの奥(壁内)の柱やエアコン設置位置にあらかじめ入れてある補強板、コンクリートの場合はコンクリートアンカーを使用し、躯体に固定しなければなりません。土壁の場合はタテサンを使用し、間接的に躯体に背板を取り付けます。

 

室内機の取付で大切なのは見た目よりも安全性です。先ほどもお伝えしましたが近年の室内機は重くなってきており、約2mの高さから数10㎏の物が落下し直撃した場合、大けが、最悪の場合は死亡する恐れもあります。図面の確認、センサーを使用し壁内の構造を把握し、確実に室内機を取付しましょう。

 

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弊社は平成14年1月にエアコン工事会社として創業致しました。社名の由来は、電気(Electricity)信頼(Trust)のELESTからELEST(エレスト)と名付けました。職人不足が叫ばれる現代ですが、AIがどれだけ進化しようと、どのような時代になろうとエアコン工事を始めとした電気工事は必要で重要な仕事だと思います。目まぐるしい速さで変化していく社会情勢や経済情勢の中で、求められている物事を、様々な視点で捉えながら歩み続けております。事業活動と持続可能な開発目標達成への取り組みを通して、お取引先様や協力業者様にとって『なくてはならない企業』になる為、共存共栄の精神で邁進して参ります。弊社ではエアコン工事業者様を全国で随時募集しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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