エアコンの学び舎 air con’s schoolhouse

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エアコン取り付けの基本知識:初めての方にもわかりやすいガイド

エアコンの取り付けは、一見シンプルに見えますが、実際には多くの技術や知識が求められます。初めてエアコンの取り付けを行う方にとって、基本的なポイントを押さえておくことが成功の鍵となります。このガイドでは、エアコン取り付けの基本知識として、取り付け場所の選び方、必要な準備、そして工事の流れについて詳しく説明します。これからエアコン工事を覚えようとしている方に役立つ内容ですので、簡単な説明にはなりますが、ぜひ参考にしてください。

1. エアコン取り付け場所の選び方

エアコンを効果的に使うためには、取り付け場所が非常に重要です。場所を誤ると、冷暖房の効率が低下し、エネルギーの無駄遣いに繋がることもあります。取り付け場所を選ぶ際に考慮すべきポイントは以下の通りです。

室内機の設置場所

室内機の設置場所は、部屋全体に冷気や暖気を効率よく届けるための最適な位置を選ぶことが大切です。以下の点に注意しましょう:

エアコンの風が広がる場所を選ぶ:部屋全体に冷気や暖気が均等に広がるよう、できるだけ広いスペースに向かって風が吹き出すような場所を選びます。例えば、リビングなら窓やドアから離れた位置に設置するのが一般的です。 障害物を避ける:カーテンや家具などがエアコンの風を遮らないように、壁や天井に近すぎない位置に設置します。特に大型家具が風の流れを遮ると、効率が悪くなります。 日光の直射を避ける:直射日光が当たる場所に設置すると、冷房の効率が低下する可能性があります。なるべく日差しを避け、エアコンがスムーズに働ける環境を作りましょう。 室外機の設置場所

室外機の設置も重要です。室外機はエアコンの冷媒を循環させる役割を果たしているため、通気性が良い場所を選ぶことがポイントです。

通気性の良い場所:室外機は冷媒を冷やすため、通気性の良い場所に設置しないと熱がこもり、エアコンの効率が下がります。壁や他の物に囲まれすぎない、風通しの良い場所を選びましょう。 雨や雪から保護される場所:室外機が雨や雪にさらされると故障の原因になることがあります。屋根下や、保護カバーを使って室外機を守ることを考えるのがベストです。 騒音対策:室外機は動作時に音が出ますので、隣家の窓や居住スペースに近い場所は避け、騒音トラブルにならないように配慮しましょう。 2. 取り付け前に必要な準備

エアコンの取り付けには、事前に準備すべきことがいくつかあります。これらを事前に確認しておくことで、スムーズな工事が行え、トラブルを防ぐことができます。

電気容量の確認

エアコンは家庭内の家電製品の中でも電力消費が大きい部類に入ります。特に、古い建物では、電気容量が不足していることがあり、工事前に確認しておくことが重要です。必要に応じて、電力会社や電気工事士に相談し、ブレーカーの容量を増やす工事が必要な場合もあります。

配管や電源の確認

エアコンの取り付けには、冷媒配管やドレンホース、電源が必要です。設置予定の場所にこれらの設備が整っているかを確認しましょう。

配管の長さ:設置場所から室外機までの距離によって、配管の長さが異なる場合があります。事前に配管の長さを測っておくと、工事がスムーズに進みます。 電源の場所:エアコン専用のコンセントが設置場所の近くにあるか確認します。コンセントがない場合は、電気工事が必要になる可能性があるため、事前に対応が必要です。 壁の強度の確認

エアコンは比較的重たい機器です。特に、室内機は壁に固定するため、壁の強度を確認しておくことが重要です。取り付けたい場所の壁が十分な強度を持っているか、石膏ボードや薄い壁材でないかを確認し、必要であれば補強工事を行います。

3. エアコン取り付け工事の流れ

準備が整ったら、いよいよエアコンの取り付け工事を開始します。エアコン工事の基本的な流れを理解しておくことで、スムーズに作業が進みます。

ステップ1: 室内機の取り付け

最初に室内機の取り付けを行います。取り付けの際は、水平にしっかりと固定することが大切です。壁に取り付ける際には、壁面に専用の取り付け板を取り付け、その上に室内機を設置します。

水平を確認:室内機が水平に設置されていないと、冷媒の流れが悪くなり、エアコンの効率が低下するため、水準器を使って確認しましょう。 ステップ2: 室外機の設置

次に、室外機を設置します。先述のように通気性の良い場所を選び、しっかりと水平に設置することが重要です。室外機の脚にはゴム製の防振材を取り付け、振動や騒音を軽減します。

配管と電線の接続:室内機と室外機を冷媒配管、ドレンホース、電線で接続します。この際、配管の接続部がしっかりと密閉されているか確認し、漏れがないように注意しましょう。 ステップ3: 真空引きと冷媒の充填

配管が接続された後、配管内の空気を抜く「真空引き」を行います。これにより、配管内の湿気や空気が取り除かれ、エアコンが正常に作動するための準備が整います。真空引きが完了したら、冷媒ガスを充填します。

ステップ4: 試運転

最後に、エアコンの試運転を行い、冷暖房が正常に作動するか、配管にガス漏れがないかを確認します。また、風量や温度調整など、各機能が正常に動作していることをチェックし、問題がなければ工事完了です。

まとめ

エアコンの取り付けは、適切な準備と手順を踏むことで、初めての方でもスムーズに行うことが可能です。取り付け場所の選び方、電気容量や配管の確認、そして工事の流れを理解しておくことで、効率的で安全な工事を実現できます。エアコンの取り付けは技術的な側面が強いため、場合によっては専門の業者に依頼することも検討しましょうが、この基本知識を持っていれば、自分でも安心して作業に取り組むことができるでしょう。

エアコンの正しい取り付けによって、快適な室内環境が得られるだけでなく、お客様からの信頼も高くなり稼げるエアコン業者さんになることができます。

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