エアコン取り付け―電気配線その➁-
さて、『コンセント交換』『アース工事』についてです。
コンセント交換
➀電源を切る
ブレーカーをOFFにし、テスターで回路の確認を行いコンセントのプラグを抜きます。
➁古いコンセントを外す
古いコンセントのビスを外し、コンセントを壁から取り外します。挟み金具の可能性もあるので慎重に行いましょう。
③新しいコンセントを設置する
VAを新しいコンセントに接続し、ビスで固定してコンセントを壁に取り付けます。
④電線を入れる
新しいコンセントの電線を入れ、テスターで電圧を確認します。
コンセント交換は特段難しい作業ではありません。馴れている人であれば電源を切らずに活線のまま作業することもできます。エアコンでコンセント交換のみが必要な状況は、『コンセントの形状が合わない場合』『コンセントが破損している場合』などが多いです。
アース工事
アース工事とは、電気設備や機器のアースを接地する工事です。アースは、漏電した電気を大地に流すための接続線です。アース工事を行うことで、感電や火災などの事故を防止することができます。
接地工事
接地工事とは、アース線を地面に接続する工事です。接地工事を行うには、アース棒を地面に打ち込む必要があります。アース棒の長さは、地盤の種類や電圧によって異なります。
コンセントにアース端子がある場合は室内機のアース端子とコンセントのアース端子を繋ぎます。エアコン専用回路にアース端子が無い場合もあります。そのような場合はアース棒を地面に打ち込み、室外機とアース棒を繋ぎます。
作業が終わればいいというものではありません。動作確認、掃除、使用説明とまだまだ仕事は残っています。
現場次第ではありますが、早い方ですと1時間掛からずに終わらせられる人もいます。ですが、ただ早いだけでは意味がありません。早く、丁寧に、綺麗に、正確に工事をしなければなりません。早いだけの人は沢山いますが、後から見た目が汚い、掃除が不十分、エアコンが冷えない、水が漏れている等のクレームを起こしています。
大切なのはクレームを出さないことなので、お客様との打合せをしっかりと行うことが大切です。